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排水管(専有部含)更新工事のスケジュール

1.漏水事故の頻発又は長期修繕計画の予定時期となっている

漏水事故が発生し、同様の事故が繰り返される場合やその恐れがある場合。特に、1階の床下配管の地盤沈下等による歪みの詰まりや、継手等の腐食による詰まりが原因、木の根が入るなどの場合は、頻発する恐れが大きい。
(参考ですが、給湯管(銅管)の場合は、ピンフォールによる漏水も要注意)

また、長期修繕計画の周期は、今までの耐用年数や経験値で決められているので、検討開始時期としては、参考となる。この時点から総会等で、住民への告知活動が大切です。

2.排水管等劣化診断費用・マンション管理士等の予算を総会承認

排水管の劣化状況を正確に把握するため、劣化診断や住民アンケート調査も行います。役員だけで、進めていくのは大変ですので、相談相手としてマンション管理士等の専門家を選びます。もちろん、これらの予算は総会で承認が必要となります。

3.修繕委員会を募集・立ち上げ

一般的には、修繕委員を募り、「修繕委員会」を組織します。通常、既に大規模修繕工事を経験済みですので、同じ要領になります。

但し、排水管更新の場合、専有部分(しかも、トイレ・洗面・台所等)に立ち入る必要があるため、大規模修繕より、住民の理解と協力が必要となり、そのための広報や調整の負担が増します。そのため、修繕委員会の設置が良いと考えます。

4.住民アンケート結果・劣化診断結果を踏まえ、基本方針の決定

理事会や修繕委員会が、劣化診断結果・アンケート結果・マンションの諸事情を理解して、意見をまとめたうえで基本方針を決定します。尚、管理規約との整合性(専有部分の工事を修繕積立金で実施する等)を含む事前検討事項排水管更新工事の留意点参照について、理事会や修繕委員会のメンバー予め方針確認しておくこと。工事着工前に問題となり検討しても遅い。

更新工事に着手することを決定した場合は、現在の状況や修理時期・工事範囲等のポイントを住民に知らせ、情報を共有するようにする。

5.基本方針・工事予算・設計監理者を総会承認

工事内容に応じて、必要ならば、設計監理会社をコンペで選定し、基本方針・工事予算と共に総会で承認を得る。設計監理会社は、施工会社と既に取引関係がある場合があるため、注意が必要です。

6.設計概要説明会の開催

選定された設計監理会社に理事会・修繕委員会から、基本方針(事前検討項目含む)を伝え、協議のうえ、工事仕様書・設計図・設計見積書を作成、住民に対して、具体的な工事内容や工事に伴う留意事項を説明します。

7.排水管更新工事施工会社の公募

設計監理会社の工事仕様書・設計図を基に、複数社に見積もり依頼を行います。

ここからは、大規模修繕工事業者の公募及び選定と同じです。公募結果、上位3社のプレゼンテーション会(ヒアリング会)を経て、管理組合に合った施工会社を1社に絞り込みます。

8.施工会社を総会承認(管理規約の変更の場合あり)

施工会社・工事金額・その他の留意事項等、管理規約の変更がある場合は、規約の変更も含め説明し、承認を取ります。

9.施工会社による着工前、工事説明会

施工会社より、工事着工前に住民説明会を開催します。工事全般に関する説明や特に住戸内で行う工事の注意点や期間等について詳しく説明します。

10.各住戸の事前調査及び室内工事テスト施工

事前調査とは、施工会社が前もって全戸に立ち入って住戸ごとに工事予定箇所の事前調査を行うと共に、工事上の注意事項(家具類の事前片付けや工事期間中の在宅、排水の禁止など)について説明をします。住民はこの事前調査説明をよく聞いておき、きちんと実行・協力することがマンション全体の工事が円滑に行われるかどうかの鍵になるため非常に重要です。
また、テスト施工については、数部屋、実験的に施工し予め、問題点が無いか等を検証します。

11.室内工事説明会

各戸の事前調査とテスト施工を基に、問題点や各部屋の個別事情を考慮のうえ、施工会社とともに具体的な施工計画・方法を決定のうえ、各住戸工事に着手します。ここでも、着工前に室内工事説明会を開催します。これが、最終の説明会となりますので、必ず、参加するように広報活動が必要です。説明会後、室内工事に入ります。

12.室内工事、工事完了、竣工図引き渡し

室内工事は、事前に各部屋に具体的日程を知らせますが、立管の系統ごとに1階から最上階まで同時に実施する必要があります。よって、工事当日は、その立て系統の全ての住戸が在宅している必要があり、この理解と協力を得る苦労があります。
何れにせよ、理事会・修繕委員会も協力し、情報の伝達と協力を徹底する必要があります。その他、個別の部屋の状況に応じて、様々な対応が迫られるため、理事会・修繕委員会も大変な負担が掛ります。

工事完了後は、竣工図書や保証書の引き渡しを受け、排水管更新工事は終了となります。

13.排水管更新工事の特徴

大規模修繕工事と違うのは、部屋内の工事であり、既にリフォームを完了している部屋を始め、部屋ごとに全て状況が違うこと、立て系統は同時進行しなければならないことなど、合意形成や住民の協力が欠かせません。そのためには、何より地道な広報活動が大切であり、その分、理事会や修繕委員会の苦労も大きくなります。

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